2011年4月13日水曜日

卒業して…

生徒諸君!

の前に、この度東北大震災で被災された方のご冥福をお祈りします。一日でも早く、東北地方の方々が笑顔を取り戻せるようにお祈りします。


4月に入り、随分と飲み会が増えるようになりました。
3月はインドネシアに殆どいたので、増えたといえば当たり前なんですけどね。
思えば、大学一年生の時には、(数人ですが)飲み会があって、終電に乗れず朝まで飲むといったことがよくありました。
あれから、2年生、3年生、4年生になり、それぞれ忙しくなり、飲みに行くことは少なくなりました。

でも、それは絆が薄くなったということを意味している訳ではありません。寧ろ飲み会に行かなくとも、当たり前に絆がある、俺達は繋がっている、ということを感じることが出来ていたのです。
なぜなら、近くにみんなの顔があったからなのです。
当たり前にそこに人がいて、「俺達仲間だよね?」と確かめなくても済んだからなのです。

卒業してから、飲み会が増えているのは、当たり前にそこにいた仲間がそれぞれの持ち場に行き、励まし合ったり支え合ったりする仲間がいなくなったからじゃないかなとふと感じました。
当たり前にいた仲間が「あ、もう近くにいないんだな」と感じたことがどこか寂しく感じられ、昔を懐かしみながら、飲んでいるのではないのか…


これからそれぞれ忙しくなり、飲み会に行くのも少なくなると思ったりするけれども、心配はしてません。
4年間で培った絆は簡単に消えやしません。

それぞれの持ち場で、
それぞれ一生懸命働きながら、
それでもちょっと疲れたな、しんどいな、と思った時、
京都に帰って来て、
みんなで飲みましょう。
そして、ここが「ただいま!」と言える場所なんだと思って、
また明日から頑張れる力を得て下さい。

そんな場を残った僕らは作って行きたいと思ってます。


春の風がまだまだ寒いなと感じつつ、僕は京都を歩いています。