ここD大学も、未来のD大生になる可能性がある受験生が多い。
かつては私にもそんな時代があった。
この大学に入って、あんなこといいな、できたらいいなとドラえもんに頼もうとしたものだ。
しかし今大学にどっぷり浸かり、期末テストでヒーコラヒーコラ言ってる状態だ。
一体、あの時夢見た「大学に入ってやりたいこと」は出来たのだろうか?
3%も出来ていないだろう。
本当にダメダメ人間だ。
しかし、人間そんなものじゃないだろうか?
自分の夢見たことが100%出来てしまったら、逆に何か大切なものを捨てているのではないか?
おそらく人間のキャパシティーは限られているのだ。
そのキャパシティーの中から要らないと判断したものを捨て、要ると判断したものを入れるのだ。
そんな人間の引き出しをゴロっと全て捨ててしまい、新たに何かを得る経験を人間はなかなか出来ない。
居心地がいいからだ。
本当に全ての願い事が叶うなんてことはない。
そして、人はまた後悔する。所詮人間てこんな存在だ。
次は何とかして得ようとして、結局これっぽちしか変わらないものなのだ。
こうやって私は自分を正当化しようとしている。
本当にダメダメ人間だなと思う。