大阪に行く電車の中の話だ。その際、僕はいつも阪急三番街に行くために、一番後ろの車両に乗る。その方が近いからだ。その車両は携帯電話の電源OFF車両である。しかし、僕はいつもいけないと思いつつも、携帯の電源を切らない。なぜならポケットに入れておけば、ばれないからだ。それに座れる。
しかし今日は違った。僕が車両に乗り込んだ時に、ある女性が「お願いします、携帯電話を持っている方は電源を切ってください」と言うのだ。そう、その女性はピースメーカーなのだ。僕はあわてて電源を切った。
その後、僕はある駅で乗り換えをしたのだが、その女性も一緒に乗り換えをした。そしてその女性は言う。「切ってください。お願いします」と。
少し耳をひそめると「え、なんで?」という人もいた。この状況をどう見るだろうか。
電源OFF車両であることは書いてある。にも関わらず、その女性は声を発したのだ。そして、ある人は事情を知らないから、「なぜ?」と疑問を投げかける。
結局人間はこういう生き物なのだろうか。
「ばれないだろうから。」「大事にはならないだろうから。」
だから、禁止されてても悪気なく破ってしまう。
結局大切なものを無くしてから、その大切さに気付く。
何かを犠牲にしなければ、その大切さに気付かないなんて、人間は愚かだ。
今日もその人は言うだろう、「お願いします」と。
だから、僕は電源OFFにしておこうと思う。
大切なものを失いたくないから。